カダケス2010
最新作
(C)TEPPEI SASAKURA / ART TERRACE ≪笹倉鉄平 画業20周年記念作品≫ シルクスクリーン スペイン、バルセロナからフランス方面へ列車とバスを乗り継いで、およそ4時間―― * * * 人の営みを穏やかな光に託して描きたい、という思いは全く変わらなかった。 笹倉鉄平
カダケス 2010
~Cadaquéz 2010~
53.5×82.0cm
(2010年3月リリース)
小さな漁村の風情を残したリゾート地、カダケスへと至る。
かつて、この地を描いた作品が、画家としてのデビュー作となった。
以前から決めていたことなのだが、20年を経てもう一度同じ場所を訪ねることにした。
当時と同じ場所に立って“どの様な印象を持ち、何を感じるのか?”
・・・自身を見つめなおしてみたい、と思っていたからだ。
当時は、独特な家並みの造形に興味を持ったので、建物やその構造など、細部まで描きこめるような構図とした。
しかし今回は、港に面したこの魅力的な湾が醸し出している、全体のイメージを表現したいと思った。
細部へのこだわりは今も変わらないが、その表現は少しずつ変化しつつあるように感じていたし、
絵が仕上がってゆくにつれ、改めて確かめられたことだった。
“細やかさ”よりも“やわらかさ”により重きを置くようになってきたということを。
願わくは・・・
絵をみた時に、肩の力がぬけて心が安らぐようなものを描きたい。
そんな風に思い続けた20年の歳月が、自分の絵を少しずつ変えてきたのだろうか?
